国内の観光産業はこのところ活況を呈しています。とりわけ外国人観光客の増加が目立ちますが、日本人の観光客も底堅く、昨年の延べ宿泊客数は合計で5億540万人と過去最高を記録しました。日本人の日帰り観光客の存在を加味すると、観光産業は相当潤っているのではないでしょうか。

我が岐阜県はというと、約669万人で対前年比9.7%の増加(ちなみに全体では6.7%の増加)。悪くはない数字に見えますが、47都道府県の中では真ん中より少し下で、宿泊地として選ばれるためには、さらなる精進が必要なようです。

ただし外国人に限定すれば+54%とまずまず。外国人全体で48%も伸びているので、平均を少し上回っているくらいですが、現場では『かなり増えている』という印象だと思われます。しかも47都道府県の中では14位。白川郷のような世界遺産の存在ももちろん大きく寄与していますが、決してそれだけでこの順位にはならないはずです。

なおそのシェアを見ると

  1. 中国・・・22%
  2. 台湾・・・20%
  3. 香港・・・12%
  4. タイ・・・・8%
  5. 欧州・・・・5%
  6. その他・・33%

となっています。

日本全体と、愛知県、三重県のそれもご紹介しておきますので、岐阜県のカラーが結構特殊なのがご理解いただけると思います。

【日本全体】

  1. 中国・・・26.9%
  2. 台湾・・・17.5%
  3. 韓国・・・11.1%
  4. 香港・・・・8.0%
  5. アメリカ・・6.3%
  6. その他・・30.2%

【愛知】

  1. 中国・・・53%
  2. 台湾・・・・9%
  3. 香港・・・・5%
  4. アメリカ・・5%
  5. タイ・・・・4%
  6. その他・・25%

【三重】

  1. 中国・・・44%
  2. 台湾・・・17%
  3. 韓国・・・14%
  4. 香港・・・・6%
  5. 欧州・・・・3%
  6. その他・・16%